「保育園のブランド価値」

昨日は町田市南部にある私立保育園の定例評議員会に出席しました。
末娘が乳児の頃から5年間お世話になった園児100人超規模の保育園で、5年前から評議員として関わらせていただいています。
コロナの問題があったので、顔を合わせるのは2年ぶりです。

特にコロナへの感染防止対策には職員総出で努力を重ねてきたようです。
そのかいあって、これまで一人の感染者も出すことなく推移しているとのこと。
特にこの保育園では、コロナによる園児預かり停止期間中に設備の改善を図り、水道の蛇口を自動水栓に替えたり、カビが生えている場所を全面的に改装したりしながら、子どもたちが戻って来た時に万全の態勢で迎えられるように備えたとのことでした。

そのような中で特に印象に残ったのが、保育園同士の連携です。
市では保育園での感染状況は公表してきていませんから、市内の保育園での感染の実態については情報が得られません。
それではいけないと思った園長たちが自主的に連絡を取り合い、情報交換をしたとのことでした。
普段はライバル同士ですが、子どもを感染から守るという共通の目的の下に一致して行動したのです。
素晴らしい取り組みだと思いました。

最後に締めくくりとして意見を求められたので、一つだけ要望を出させていただきました。
この保育園は、幼児教育を研究する大学教授がその実践の場として設立したものです。
したがって教育方針もしっかりしていて、私も娘を預けている頃は一保護者として学ぶことがたくさんありました。
ただ、一部の保護者からは「親にも子どもにも厳しすぎる」という意見がいまだにあります。

そこで提案したのが、「7つの習慣」の「相乗効果」への取り組みです。
相互依存から生まれる相乗効果は、意見の異なった人同士が協力することにより、文字通り1プラス1が2以上のものをもたらすという考え方です。
その実現のためには2つのことが必要です。
第1は共通の目的です。
まずは独自の保育方針をもっと詳しく、その価値を事例や成果も含めて発信することを提案しました。
「なぜ」の部分を語ることにより独自のブランドを定着させるのです。
ちょうどホームページを全面的に作り直すということでしたので、まずは保育方針をしっかりと書き込むことを提案しました。

2番目は「コミュニケーション」です。
保護者一人ひとりの声をじっくり聴くことにより信頼関係を確立することです。
これは、現園長はじめ職員が一丸となって取り組んでいるとのことでしたので、安心しています。

1年後の評議員会が楽しみです。
コロナが終息していることを期待しますが、それと共に、今後1年間の取り組みでこの保育園のブランド価値が向上していることを期待しています。

 

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