博士のつぶやき

More AGEs, Less Lung Function テレビや書籍でご活躍の久保明先生の論文です。AGEが高いと肺機能が弱い。また、65才以下では、AGEが高いとLDL(悪玉コレステロール)が高い傾向にあります。 銀座医院ではAGE検査（カウンセリング込）を5000円で実施しています。 Dr. Kubo's pa...

AGEs hamper your detoxification capacity 「デトックス」とは科学的に不明瞭な言葉ですが、ひとつの解釈は「オートファジーの活性化」です。オートファジーにより老廃物が排泄され、細胞の代謝が保持されます。こちらの論文は、AGEによりオートファジーが動かなくなるというもの。「デトックス」...

タヒチアンノニ ジュース タヒチアンノニ ジュースの主な原材料はノニ（英語でMorinda citrifolia）です。パブメドという米国国立生物科学情報センターが無料で提供している学術論文検索データベースがありますが、そこで「morinda」で検索すると616報の論文がでてきます。ノニは学術的にもホットな素材のようで...

How AGEs cause heart, liver, cognition problems AGEは循環器、肝機能、認知能力をおとろえさせます。理由を「マクロファージの活性」としたレビュー記事です。体内で生じたAGEがマクロファージを活性化させます。結果、炎症が生じ、AGE受容体が増えます。AGE受容体により細胞死...

Ghost blood vessel NHKで「ゴースト血管」やってました。「血糖値スパイク」とか「睡眠負債」とか、キャッチーな言葉で健康啓蒙を行うNHKは素晴らしいです。 ただこの年齢と血管の相関図はイマイチです。年齢相関がまったくなく、血管の長さの測定がうまくできていないように見えます。 AGEはとってもきれいに相...

タヒチアンノニ ジュース 名前にタヒチアンがつくので当然ですが、タヒチ（フレンチポリネシア産）のノニを原材料にタヒチアンノニ ジュースは作られています。赤道に近いタヒチでは紫外線が強く、その環境で育つ植物には自身の身を守るためにポリフェノールなどのファイトケミカルを作り出します。ノニにも多くのファイトケミカルが含まれて...

The Alzheimer Conundrum 今日の本は「アルツハイマー病の謎」。アミロイドの沈着により認知症が発生すると言われますが、高齢の健常者でも3割にアミロイドのプラークが見られます。薬でアミロイドを除去しても、病状は改善しません。 本当にアミロイドは病因なのか？ 単に加齢現象のひとつなのか？ 「アミロイドは...

AGEs, A pharmaceutical target for cancer 久留米大の山岸先生の論文です。AGE受容体を抑えることで、癌の進行を遅らせます。山岸先生はAGE関連の論文を世界でもっとも多く執筆している世界的な権威。このような先生と共同研究できるのは光栄です。 New discovery by Dr....

寒さも和らぎ、過ごしやすい暖かさになってきましたね。 暖かくなるにつれて、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみなどで悩む方もまた増えてきますよね。 花粉症に悩む人にとってはつらい季節です！ 環境の変化とともに世界的に増加傾向の免疫異常であるアレルギー疾患ですが、腸内環境が密接に関与していることが分かってきています。 そ...

今日の本は「アルツハイマー病は『脳の糖尿病』」。膵臓からインスリンが分泌されるのは有名ですが、脳の海馬がインスリンを分泌するのはあまり知られていません。海馬からのインスリンは記憶に不可欠で、脳の糖尿病によりアルツハイマー病が発生します。もちろん、AGEにも触れています。 AGEの知識を美容に生かし、テマナを開発しました...