博士のつぶやき

人は犬や馬など動物を家畜化したり、トウモロコシやこめを栽培品種化したりしてきました。
英語ではどちらも「ドメスティケーション」と言います。
チーズや醤油作りに作る菌も、家畜化されたものです。
ニホンコウジカビ(Aspergillus oryzae)は家畜化され、タンパク質や炭水化物の分解能力が高まっています。
原種のAspergillus flavusはアフラトキシンを出すので、家畜化により無毒かも起きている。
「最初にナマコを食べた人は偉かった」なんて聞くが、コウジカビを食品加工に使おうと思った先人の凄さには敵わない。

 

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