『黄木信 - 幸せの仕掛人』9 月13日配信号
----『黄木信 - 幸せの仕掛人』9月13日配信号----
モリンダ ジャパンの黄木です。
 ビジョンリトリート 2013から帰国した翌朝、いつものジョギングコースを走っています。今日も夏日。日差しは強いですが、ひところの熱帯夜から持ち越された生暖かい空気は影を潜め、日陰では秋の気配さえ感じられます。季節は確実に歩みを進めています。
 穏やかな川の流れと周囲の緑、そして澄み切った晩夏の空を眺めながら思い浮かぶのは、マリナー・オブ・ザ・シーズ号のバルコニーから見た早朝の東シナ海です。台風が去った海原はあくまでも穏やかで、空と海を隔てる水平線がくっきりと広がっていました。
 今回のビジョンリトリートにはジョン・ワズワース社長とケリー・オルセン最高マーケティング責任者が参加しましたが、ケリー・オルセンはタイムマシンを話題にしてこう語りました。「タイムマシンで今から5年後の世界に行ってみましょう。そこでは、今はあまり知られていないAGE(終末糖化産物)が、誰もが知っている健康の指標となっています。それはあたかも、1996年には人々に知られていなかったノニが、今では世界中に知れ渡っているのと同じです。忘れないでください。人々が必要としていて、しかも人々に知られていないものには途方もない可能性があるのです」
 折りしも日曜日の早朝、2020年のオリンピックの開催地が東京に決定したというニュースが飛び込んできました。ご同慶の至りですが、ふと気が付きました。開催は7年後です。オリンピックが開かれる7年後、みなさまは何をしておられるでしょうか? 1つ確実なのは、ケリー・オルセンの言葉にあるように、AGEの認知が高まり、モリンダがこの分野で第一人者となっているということです。当然のことながら、人々が必要としていて、しかも人々に知られていないことに率先して取り組んだ企業としてモリンダはこのビジョンを信じて行動してくださったIPCのみなさまとともに、大きな成果を手にしていることでしょう。
 でも、そこまでの道は平坦ではありません。ジョン・ワズワース社長は自身の体験を交えながらこう語りました。「人々から拒まれたり、嘲笑されたり、頭がおかしくなったと言われたりすることがあるでしょう。でも、誰も取り組んだことのない未知の世界を開拓するとはそういうことなのです」
 上海の港から見た海は、海洋汚染か台風の影響かは定かではありませんが、茶色く濁っていました。しかし翌朝見た東シナ海の海原はあくまでも青く、3千人の乗客を乗せて航行するマリナー・オブ・ザ・シーズ号の大きな船体をやさしく包み込んでいるかのようでした。
 AGEの認知・測定・管理の活動は最先端の科学に基づいた未知の世界への取り組みで、試行錯誤の繰り返しです。うまくいかないこともあることでしょう。上海の港のように茶色く濁っているかもしれません。しかしそれでも、信じて船に乗ることをおすすめします。なぜなら、わたしたちは必ずや美しい紺碧の海に到達するからです。そしてそこは他の追随を許さないモリンダの独壇場となるのです。
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