「社員が育たない」
「自分が行動しないと経営が動かない」
こういった経営者の悩みは
非常に多いです。
こういった悩みの原因のひとつに
「社員に自主性がない」
という点が挙げられます。
言われたことしかできない社員を
自主的に行動させるには
どうすれば良いのでしょうか?
その方法として今回は
「経営の神様」と呼ばれた
松下幸之助氏がおこなっていた
「社員の育て方」について、ご紹介します。
この育て方、一見「非常識」に感じますが
その真意が分かれば、まさに目からウロコです。
ぜひ、最後までご覧いただき
社員を育てるヒントを得てください。
さて、ある日
松下氏のもとに、米国から
ハーマン・カーンという人物が
訪れる機会があったそうです。
ハーマン・カーン氏に会う前に
松下氏は社員に対して
「今度、ハーマン・カーンという人が
やってくるんやけどな
きみ、どういう人か知ってるか」
と、尋ねたそう。
唐突な質問でしたが
当時ハーマン・カーン氏は
かなりの有名人だったため
尋ねられた社員は
「ハドソン研究所の所長で、未来学者です。
そして21世紀は日本の世紀だと
言っている人です」
と、即答できたそうです。
松下氏はこれに対し
「そうか、わかった」と
軽くうなずきました。
しかし次の日
松下氏は同じ社員に、こう質問します。
「きみな、今度、ハーマン・カーンという人が
わしに会いに来るそうやけど
どういう人か、きみ知ってるか」
と。
社員は「えっ」とびっくり。
「昨日質問したことを忘れたのかな?」
と思い、昨日と同じ答えを繰り返したそう。
さらに次の日。
松下氏は、社員に質問します。
「今度、米国からハーマン・カーン
という人が来るそうや。
きみ、どういう人か知ってるか」
…と。
社員はムッとしながらも
前日と同じ返答をしますが
松下氏は表情を変えずに
「うん、そうか。そういう人か」
と返します。
その社員はその後、腹が立ち
「私がいくら新人でも非常識だ。
聞くなら聞くで真剣に聞いてほしい。
ちゃんと覚えておいてほしい。」
といった考えが頭の中をかけ巡り
しばらくモヤモヤしていたそうです。
しかし、モヤモヤしているうちに
「ピンッ」と一つの考えが浮かびます。
「松下さんは忘れているのではなく
私の答えが不十分だから
もっと詳細を求めているのではないか」と。
その社員はすぐに
ハーマン・カーン氏の情報をかき集めます。
そして次の日
松下氏が前日のように
「今度な…」とそう言いかけた途端に
社員は思わず
「ハーマン・カーンという人が来るんですね」
と言ってしまいます。
松下氏は
「そや。きみ、どういう人か知ってるか」
といつものように質問します。
社員が前日までとは違い
30分ほどかけて説明すると
松下氏はにっこり笑って
「うん、ようわかった、ようわかった」
と大きくうなずいたそうです。
社員が、あなたが満足するくらいの
働きをしなかったとき
あなたはどう対応していますか?
「それは駄目だ」「こうしなさい」
といったような指摘をしていませんか?
松下氏は
1度もそういう言葉は言わなかったそうです。
本人が自分で気がつくまで、自覚するまで
根気よく同じことをさせる。
その松下氏の姿勢には
若い者や部下を「育てたい」という愛情が
込められています。
企業を成長させていくには
お客さまだけに愛情を注ぐだけでは
うまくいきません。
あなたの社員や、協力会社にも
「幸せになってほしい」という
たくさんの愛情を注いでこそ
経営は好転していき
社員も育っていくでしょう。
メルマガ抜粋
~☆☆☆~
石田より
自立した子供を育てる母親はうまそうですね!
男性はなかなか意識しないとできないと思います。
与えすぎやりすぎて人が育たないという現象が起きているようです。
今はわかりませんが、産業化時代は言われたことだけを
やっていればいいという時代だったようです。
今は機械化が進み人間ができることは
その時その時言われたことだけでなく、自分である程度
判断してやってほしいとこもあると思います。
時代の波や変化も早くなっているので、
情報収集力と判断力も必要になってきます。
それと同時に感情のコントロールもできるように
なっていかないと世の中の雰囲気に流されてしまいます。
ITの発達によりコロナの影響でテレワークが進む中
自己管理ができるかどうかも問われているようです。
グーグルは自己管理ができず、生産性が落ちたということで
全員社員出勤に変わったようです。
自分で考えたり、考える能力がある人が
多い会社はどんな時代でも生き残っていくような気がします。
ある会社は入りたての社員だろうかいいアイディアであれば
採用するようです。
うわべだけ真似てもうまくいかないかもしれませんが、
上の人たちだけでなく、私たちの意見も聞いてもらえると
思った時にやる気もアップし、自分で考える能力も
磨かれていってヒット商品が生まれているのかもしれません。
最近日ハムの若手も大活躍しています。
長いシーズンを見てみないと分かりませんが、
新庄監督が若手もベテランも関係ないという
自由な発想を持った人なので、若手もチャンスを感じ
もともと能力を持っている選手が覚醒しているのかもしれませんね!
いずれにせよ!
簡単ではないですが、与えすぎやりすぎは
人が育たないので、程よくやってあげて
あとは自分で考えてやってもらうことが
大事なようです。
ネットワークビジネスは
どれだけ自主的な人がいるかが組織拡大のカギかもしれません。
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