『「安心領域」というブレーキを解除する』

8月もあと1週間となりました。
そろそろ夏の疲れが出る頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
コロナ感染も変異株の広がりにより収束が見えず、残念ながら医療現場では入院の受け入れを断らなければならない事態が発生しています。
せめてもの救いは、ワクチン接種が進んでいる高齢者に重症化がほとんど見られないという事実です。
さらに接種が進むこと、また有効な治療薬が開発されることを切に望みます。
同時に、やはり最後には個人の感染防止への意識を高めることがカギですね。

さて、今年の4月から進めている「モジュールゼロ」のウェビナーですが、今週の金曜日がいよいよジャック・キャンフィールドの第10の成功法則「ブレーキを解除する」です。
内容はぜひ金曜日のウェビナーをお楽しみに。

今回は何が成功へのスピードを遅らせるブレーキの役割を果たすのかを考え、そのブレーキを解除しようというものです。
ブレーキは「安心領域」です。
英語ではComfort Zoneで、そのまま訳せば「快適ゾーン」。
つまり、気持ちがいいのでずっとそのままでいたいという場所を言います。
快適な温泉みたいなものですね。
特に寒い冬などはずっと湯につかっていたいと思います。
問題は、そのままでは取り残されてしまうということです。
世の中は常に変化していて停滞することはありません。
変化に適応していくためには、人も同時に進化していかなければなりません。
それを怠れば、気づかないうちに自己の可能性の実現にブレーキをかけてしまうことになるのです。

この「安心領域」というブレーキを解除して自分の可能性を広げるという大切な原則については、私もこれまでの人生の中でいくつか学ぶことがありました。
最初の職場でのことですが、仕事に自信が着き始めた頃、「あなたなら外資系の企業で今よりももっと活躍できますよ」と言ってくれた投資顧問会社を経営する友人がいました。
でも、チャレンジすることはありませんでした。
所属する職場の快適さがブレーキをかけたのです。
待遇はまあまあ、土日は完全に休めますし、帰ろうと思えば定時で帰宅できます。
売上目標もありません。
結婚前から抱いていた理想の家庭環境を提供してくれる素晴らしい職場でした。

しかしその後何年かして、私はその職場を離れざるを得なくなりました。
あわてた私は新たな「安心領域」を求めて模索を始めました。
でもその時、尊敬する先輩がこう言ってくれました。
「あなたはどこにも所属せずに自分の会社を創るべきだ」。

今度はその助言に従い、「安心領域」に入らない選択をしました。
そこからすべてが始まりました。
堰を切ったように数々の出逢いや仕事のオファーが重なり、活動範囲が広がっていきました。
それに比例して収入も増え、子どもたちの教育も支えることができるようになりました。
別に意識して新たなアクセルを用意したわけではなく、「安心領域」を離れることによりブレーキを解除しただけなのです。

ぜひ金曜日にウェビナーでお会いしましょう。
今日から始まる東京パラリンピック2020の大会コンセプトは、「私たちには翼がある」です。
ブレーキを解除し、可能性の宇宙に飛び立ちましょう。

 

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