手間をかける意味と価値

地方の知り合いで、カフェを経営されている方とネット上で短いやり取りを。

そこの御主人、冬は薪ストーブで暖を取り過ごされていると。

風情が有って良いですねとコメントさせて頂くと、最近ソーラ発電パネルの建設や(広い敷地が必要ですからね)、車の通らない農道建設で近場の森林が無くなって、
薪を手に入れるのも大変です!
そして、薪で暖を取っている我々にも「エコ」じゃ無くて「エゴ」等と風当たりが強くてと。

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正直読んでいて、アリャて思いました。

倒木や森林保護のために間引きされた木を山に入って集めて、チェーンソーで小分けにして、一年間乾燥させて、斧でまき割りして。

オー、大変だ!

他の目的に使えない物を、有効活用。
国産の割りばしと似てますよね。(安い中国製は違っちゃうのですが)
建築木材の端材を有効活用。

柱にも、壁にも、床にも使えない端っこの部分を捨てないで、手間をかけて細かく切ってお箸に。

最後の最後まで使い切るって言う素敵な日本文化のように感じているのは三吉だけでしょうか。
使い捨てにすることないじゃん等、色々と御意見は有ると思いますが。

薪を作るにも、火をおこすにもにも、その後のお掃除も全てに手間がかかります。
だからこそ作り出されるエネルギーも、自然と大切に出来る。

記憶に有る方もいらっしゃると思いますが、今みたいにボタンをピッでお風呂が沸かなかった時代。

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家族中がスタンバイしていて「続けて入れ~!お湯が冷める~!」ってやってませんでした。
更に近所の親戚まで巻き込んで、今夜は誰々さんのお家がお風呂当番なんて言いながらお風呂の使い回し。
それだけ、お水や燃料が肌で大事に感じられていたと言うことではと。

それに、それなりに楽しかった。
大人たちは風呂上がりに一杯やってたり、僕らは親戚の子供とじゃれてたり。

クリーンエネルギーって言うのも良いのですが、大量生産するにはそれなりの負荷がかかるってい言う現実も忘れないようにしなくちゃと思ってます。

食を大切に知るサプリメントアドバイザーですので、〆は少々強引ですが食べ物に繋げて。
倒木や端材も徹底的に有効活用。
日本の素敵な食文化に通じますよね「一物全体食」。
一つの命を手間をかけて、大切に、感謝して、全部使い切る。
手間がかかるからこそ作りすぎないし、食べ過ぎない。
無理しすぎると続かないですけどね(#^.^#)

そして「いただきます」の心。

効率優先の大量生産もある部分必要不可欠ですが、そんな心も持ち続けたいと思ってます。

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