大切にしたいものと、新しい風景

高円寺って、昔からの個人商店が元気な街です。
食材は豊富だし、値段も手ごろ。

生まれてから結婚10年目までは、ずっと高円寺の住人。

本当に住みやすい街です。

先日、久し振りにフラフラ歩いてみました。
相変わらず駅前の八百屋さんも焼き鳥屋も元気に御仕事を。

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ただ一角だけ大きな変化が。
時代の流れをちょっと感じて・・・!

20m程の屋根のかかった区画が有るのですが、当時は乾物屋さんに、漬物屋さんに、お味噌屋さん。
手間をかけて手作りされた、加工食品店が集まっていました。

お味噌をしゃもじですくって量り売り。
使ったしゃもじを「シュッ」と手裏剣のように投げて、元の樽の味噌の山に突き刺す。

お漬物をグラム単位で量ってくれて、必ず1~2枚「オマケね!」等と言いながら余計に入れてくれる。

白熱灯の温かい光に照らされて、お客さんとお店のおじさんやおばちゃんが楽しそうにやり取りしてました。

手作りと言う、安全と言う、会話と言う大切なものが大切にされながら。

お味噌か鰹節でも買って帰ろかなと足を踏み入れたのですが・・・。
それぞれのお店の区画はそのままに、居酒屋さんやラーメン屋さんに

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手作り味噌や乾物、漬物が手に入らなかったのはちょっと残念でしたが、手作り、安全、会話などの大切なものは、今でも大切にされている風情。

別棟に有る揚げ物屋さんからも良い香り。

新しい風景でしたが、大切にしたいものは大切にされたまま。
生きるための基礎の基礎。
食べることは勿論、社会的な動物である人間には話すと言うことも欠かせないなと。
目に見える素材を、目の前の人が、大切に手間をかけて、温かい会話の中で、感謝していただく。
ホッコリできた一時でした!

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