博士のつぶやき

ネイチャー誌にCBDが取り上げられていました。
「まだ解明すべき点が多々ある」という論調ですが、初めて知ったことも多いのでメモします。

CB受容体に結合することは知っていましたが、CBDは多くの受容体に結合するようです。てんかんを緩和するのはGPR55に結合するからで、鬱を緩和するのはセロトニン受容体の5-HT1A7に結合するからのようです。

経口からの摂取は吸収率が低いことが分かっています。しかし、脂質の多い食事の後にCBDを取ると吸収率が高まります。

ユタ州ではCBDをとった人が多く入院しました。理由は合成CBD。もともと脱法ドラックとして合成THCが作られていました。流行なので脱法CBDが出ているようです。

CBDは今後、医療の分野で広く利用されることになるでしょう。しかし、時間がかかることは確実です。その間隙を縫って、多くの新興ビジネスが生まれるでしょう。玉石混交のなか、消費者は賢くならなければなりません。

 

https://www.nature.com/articles/d41586-019-02524-5?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_content=organic&utm_campaign=NGMT_2_SJH_Nature

 

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