最高気温が20度近くまで下がった今日の関東地方は、いよいよ秋の色合いが濃くなってきました。
コロナも第6波が心配ではありますが、頬をなでる風に誘われて思わず外に足が向いてしまいます。
お元気でしょうか。
今、いるのはいつものサイクリングロード。
1歳4か月の孫娘と一緒です。
だいぶ長く歩けるようになってきました。
坂道を下る時や自転車が来た時などは危ないので抱っこするのですが、私の手を振り払って自分で歩こうとします。
今日は特に落ち葉を踏むサクサクという音が気に入ったようで、大きな欅の木の根元の落ち葉を何度も何度も踏みしめていました。
そんな孫娘の姿を見やりながら、その孫娘の母親である私たちの末娘との経験がよみがえってきました。
通っていた保育園の30数年前の連絡帳にこうあります。
「昨日は年に一度くらいしかない雪でしたので、朝と夕方両方とも歩きました。固くなった雪をざっざっと踏んだり、わざと誰も歩いていないところに入って足跡をつけたり、いろいろやりました。朝は、途中から時間がなくなっておんぶしてしまいましたが、本当に喜んでいました。」
私はもちろんですが、娘もこの雪の日の経験を鮮明に覚えているとのことでした。
やはり、音や感触や匂い、色彩を通して得た自然との触れ合いは、消えることのない記憶として心に刻まれるのでしょう。
幼い頃、川で泳いだ後に大きな石に寝そべりながら冷えた体を温めていた時の石の独特な匂い。
今でもはっきり覚えています。
恵まれて孫たちの成長を近くで見守る機会を得た今、大きな可能性を秘めた彼女たちが自然の豊かさに触れ、人の心の温かさに包まれながら成長できるように陰ながら努力したいと思っています。
時の流れは試金石と言われます。
何が真の価値をもたらすか、世代を超えても色あせないものは何かを、時は教えてくれます。
政治も経済も医療も数々の困難な課題を突き付けられている21世紀にあって、私たちはスティーブン・R・コヴィー博士が『7つの習慣』で指摘しているように、世の中がいかに変動しても決して動くことのない「真北」を意識し、それを生活に取り入れる必要があるのではないでしょうか。
現在取り組んでいる「モジュールゼロ」は、「真北」を意識するための手立てを探るものです。
私は師であるジャック・キャンフィールド氏と共に、一生かけてこのテーマに取り組んでいくことを宣言します。
考えるだけで心が躍ります。
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