自分で選ぶという価値

貴重な出会いを頂きました。
昨日、海辺の静かなところに住まわれる、ある会社の元社長御夫妻にお会いする機会を頂きました。
身体を自分で守る御提案をさせて頂くために。

御主人が「例えば、自分が癌であると診断されても何もしない。友人が抗がん剤の治療を受けて苦しみ抜いて、治療を拒否した時から体調が戻り、今でも酒を酌み交わすことが出来ている。人間死ぬことは決まっている。病を得て終末を迎える間を苦しまないで過ごしたい」と。

奥様が「知り合いの見舞いに行った病院が、全棟寝たきり老人。時間制でオムツを変えられるが、近所のバイトの女性が世間話をしながらの機械作業。時間外には全く下の世話をされずに放置。まるで物扱い。この現実で平均寿命世界一に意味が有るのか。人間には尊厳が有る、やって良いことと悪いことが有る筈だ」と。

「死は受け入れているし、準備も出来ている。ただその日まで人間らしくいるために貴殿方の話を聞かせて欲しい」と。

色々なことが有りますが、それぞれの現場で、真摯に懸命に御仕事をされている方が大多数。
ですから医療の在り方や薬に関して云々言う気は更々有りませんが、今回は一つの現実として向き合せて頂きました。
この機会をくださった御夫婦に感謝です。

身体が痛んでも情報さえ持っていれば、頭や心が健全であれば判断は出来ます。
心の不安定も、体の力を取り戻し、周りの支えが有れば改善の可能性は十分あります。

必要な時も有るのですが、薬に頼り切っては、依存し切ってしまうと、自分の体と心の力も弱まり道筋が見えなくなります。

きっとこれまでの人生、ビジネスでも私生活でもしっかりと御自身で選択され、道筋を決められて来られたのだと感じました。
そしてこれからも、食べること、楽しむこと、自分を守ること、生きること、一つ一つを大切に判断し選ばれて行かれるのだろと。

自ら情報を取り、自分の価値観で御判断され、明確に意思表示される、かくしゃくとした素敵な御夫婦。
自分と、体と、自然の力を信じ、選択をされてきた姿勢の現れ。
これからも素敵なお付き合いが出来そうです。

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