夏!気をつけるのは「食中毒」だけ?

少し前になりますが、市販薬を含めたお薬の危険性を小倉さんの講演会の御報告に合わせてお伝えさせて頂きました。

その中で軟膏などの塗り薬の危うさ、けい皮吸収の怖さに少しだけ触れました。

良く「口に入れるものだから・・・!」って言うのを聞きます。
確かに体を作る食べ物の取入れ場所で、良いものも、悪いものも含めての入り口ですから慎重になるのも理解できますし、良いことですよね♪

特にこれからの季節、食中毒なども怖い時期。

だからこそなのですが口から入る物に関しては、防衛手段もダブル、トリプルで張られています。
最初は咀嚼することで、例えば寄生虫なんかの大きなものは噛み潰されて、胃液の強酸で消毒されて腸に送られる、吸収されたものは更に肝臓で解毒されて血液にのって運搬されるのですが、そこでも異物と判断されたものはマクロファージの獲物に。

そんなメカニズムなので、飲み薬が患部に届くのは、色々なデータが有りますが飲んだ量の三分の一から五分の一って聞いています。
そんな飲んだり食べたりっていう行為に対して、塗るっていうことは・・・。

防波堤、防御システムの影響を受けずにダイレクトに患部、血液に届きます。
心臓発作の時に使われるニトログリセリンが、舌下錠から皮膚に貼り付けるパッチに移行したのは、効き目がダイレクトに届くからだよって医療関係者から聞いたことが有ります。

特徴を正しく活用すれば利点、間違って使えば危険性。
道具は道具。
道具に良い悪いは無いのと同じです。

良く砥がれた切れ味の良いナイフは、単に良く切れるナイフ。
お魚や果物を綺麗にお料理も出来れば、凶器にもなる。

濃厚な状態で成分が体に取り込まれる塗り薬は「口に入れるもの」では有りませが・・・!
だからこそ甘く見ないで丁寧に扱って下さいね。

食中毒が増えるのと同じように、蚊に刺されたり汗疹が出来たり、日焼けが気になっ
たり、汗の匂いも有ったりで、何かを塗るって行為も増える季節でもありますので。
食べ物も、塗るものも丁寧に選んで、大切に使えば、しっかりと応えて、素敵な働きをしてくれます。
日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー
三吉健心

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